09秋特「誰かが嘘をついている」 - ドラマな人々@遊Blog

09秋特「誰かが嘘をついている」

こんにちは。
遊(ゆう)です。

昨日、フジテレビでSPドラマ「誰かが嘘をついている」を
観ました。

主演は水谷豊さん。その家族には、奥様役の宮崎美子さん、
長男役に手越祐也くん、妹役が谷村美月ちゃんという面々。

ちょっと、映画「それでもボクはやってない」を連想して
しまいましたが、結末は違いました。

で、水谷さん…
ドラマの展開もさることながら、「相棒」新シリーズ
の間隙を縫って、「だましゑ歌麿」につづく杉下右京以外
のキャラクターを演じられました。

その役どころは、痴漢の容疑者です。

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ふだん、刑事役や探偵役などが多く、水谷豊さんが
容疑者役というのは珍しいと思い、この「誰かが嘘を
ついている」をちょっと楽しみにしていました。

★誰かが嘘をついている公式★

あらすじは…

時計メーカーの企画開発部長の水谷は、ある日
いつもの電車を1本乗り越してしまう。
その理由は、不景気を理由に長年のパートナーだった
下請け業者を切り捨てなければならず、出勤に向かう
足がふと止まってしまったのだ。
そして、次に乗った満員電車の中で被害者となる
女子高生と同じ車両に乗り合わせることに…

水谷が下車すると女子高生に腕をつかまれ、
「痴漢しましたよね。」と呟く。

ここからおよそ1年半におよぶ裁判へとドラマは展開する。

警察に留置されている間、会社の同僚や友人の弁護士は
はやく容疑を認めて示談に持ち込んだほうが社会復帰の
ためには得策と言う。

しかし、やってもいない罪を認めることのできない水谷。
裁判になれば、ほぼ有罪判決となる日本の裁判。
容疑を認めて示談で解決することを進める周囲。
その間で苦しむ水谷。

「おまえ、ほんとうにやったのか?」

この単純な質問を誰一人として水谷に発しないことに
やるせ無さを感じる容疑者水谷。

そんな折、痴漢冤罪事件を扱ったことのある弁護士
平田満を奥様の宮崎美子が連れてくる。

弁護士(平田)「1回だけ聞きます。痴漢をやったのですか?」
容疑者(水谷)「…いいえ。やってません。」

この短い会話で、互いを信頼し、裁判で共に闘うことに…。

父親が痴漢容疑で捕まったこと、そして裁判になること、
さらに長年勤めてきた会社から退職をせまられること…

こうした不条理な現実に直面した妻、息子(手越祐也)、
娘(谷村美月)は、戸惑い、自分たちの将来に不安が
よぎり、バラバラになりそうになる。

結局、地裁では、案の定、女子高校生の証言が認められ、
執行猶予付きの有罪判決が出る。

有罪判決を受け入れるか…それとも、控訴するか…

父は職を探せど就職もままならない、息子の
就活もうまくいかない…母はアルコールに頼るように
なり…娘はバラバラな家族に不安を抱く…

しかし、互いが本心をぶつけ合うことで、それまで
目に見えずに存在していた家族間の壁は溶解し、
以前より絆が深まっていく。

控訴を決断した父。
するとそこに朗報が…。

友人の弁護士のところに盗撮マニアが撮影した電車内の
痴漢映像が届く。その中に、被害者の女子高生が水谷と
は違う背広を着た真犯人に痴漢されている現行犯映像が
あったのだ…。
(ちょっと話しが出来すぎですけど…ね)(苦笑)

結局、その盗撮映像が新証拠として採用され、無罪が
確定する…。

裁判所を立ち去る水谷家族の影で、被害者少女が自問
するように一言、

「じゃあ、誰がやったいうのよ?」

裁判所を出る家族…。


というようなストーリー展開でした。

この家族は、痴漢冤罪事件という不条理をきっかけに
生活が翻弄されるも、逆にそれを契機に家族が成長し、
絆を深めるとともに、それぞれが自立したという、
やや明るい印象で終わります。

晴れて無罪を勝ち取った容疑者からすれば、この事件に
ようやくピリオドを打つことができるわけですから、
明るいイメージで終わるのはいいんです。
でも、被害者の少女にすれば、ピリオドどころか、
1年半前の時点に逆戻りさせられる結果となってしまう
わけですね。

誰かに痴漢された、という事実しか残らないのは、
まあ、しっかりと確認しなかったのも悪いわけですが、
1年半が徒労に終わるのは忍びないですね。

ドラマだから、家族の絆やそれぞれの自立のような
明るい終わり方もできますが、実際の痴漢冤罪事件
では、誰一人明るい気持ちになることはないのでしょう。

容疑者も被害者も。

まあ、とにかく「それでもボクはやってない」が
有罪判決を言い渡される裁判シーンで終わるのに
比べれば救いがあるというものでしょうか?

無実を証明してくれた盗撮マニアにどれだけ感謝すれば
よいのかわかりませんが、現実にはこんなに都合の
良いアリバイはありえませんから、やはり、まだまだ
痴漢冤罪事件の根本解決には相当な時間がかかるでしょう。

それにしても、容疑者役の水谷豊さんは、良かったです。
流石でした。

普通の熟年サラリーマンが不条理な世界に突き落とされた
際の不安におののく姿や崩れ去るプライド、そして静かに
闘う気持ちなど…実にリアルに演じていらっしゃったと
思います。

妻役の宮崎美子さん、息子役のNews手越祐也くん、そして
谷村美月ちゃんもそれぞれの役どころをうまく演じて
いらっしゃいました。

やはり、主演という軸がブレないと、その周囲の人たちの
演技も光って見えます。

俳優、水谷豊は本物の役者ですね。
「相棒8」が楽しみです。


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…と、ここまで書いてきて、ふと思いました。
このドラマのタイトル「誰かが嘘をついている」…

これ、ちょっとおかしくないですか?
もちろん、容疑者の水谷豊は嘘ついてません。
で、被害者の少女も嘘をついて水谷を痴漢と決め付けた
わけではないわけですし…

けっきょく、誰も嘘をついてるわけではないんですよね?
なのに「誰かが嘘をついている」というのは意味深な感じ
です。

どういう狙いなんでしょ、このタイトルは?…

ちょっと今はすぐに答えが見つからないので、
今日のところはこのへんにしておきます。

それでは。
ありがとうございました。


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2009-10-07 15:42 | Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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