「相棒season8」第6話(視聴率18.0) - ドラマな人々@遊Blog

「相棒season8」第6話(視聴率18.0)

こんにちは。
遊(ゆう)です。
ご訪問いただきありがとうございます。

「相棒」season8 第6話を観ました。

今回は「少年犯罪」でした。
でも、微妙な年齢の少年犯罪。

中学3年生という多感な時期の少年の心。
その心を汚してしまう大人や周囲の社会環境。

米軍基地周辺に暮らす、純粋な少年たちの心の
闇を取り上げました。

その少年の抱えた心の悲しみを歌うかのような音楽が
耳から離れません。ブログ情報源




米軍基地のある町で郵便局強盗事件が発生します。

防犯カメラに映った犯人の身のこなしは、本格的な
訓練を受けた人間のそれでした。

バイク用のヘルメットをかぶった犯人は、しかし、
警察の即座の検問にもかからず逃走に成功します。

その理由は…

バイクのヘルメットなどの服装は、実はカモフラージュ
で、実際には自転車で逃走していたからです。

そして、犯人は中学生。

バイクに気を取られていた捜査一課に対し、またもや
杉下右京が名推理で真犯人にあっという間に辿りついて
しまいます。

まあ、このあたりの展開は、ご不満な方もいらっしゃる
ことでしょう。あまりに杉下右京の洞察力、推理力が
スゴすぎて、これでは杉下右京の独り舞台ではないか…
と。

確かに、先週の事件も、鉄道マニアが撮影したDVDの
映像に一瞬写った国土建設省の役人を杉下右京が発見した
のがきっかけだったり…

今週は、防犯カメラに写った映像から、金庫を開ける局員
と犯人の立ち位置がアマチュアだと気づき、ヘルメットが
ハーフフェイスであり、それはバッグに仕舞いやすいから
と推理し、しかもバイクはカモフラージュで逃走は自転車
なのではないか?…

と、ほぼ、ご名答の推理を冒頭からやってのけてしまう
パタンは、時に、出来すぎたお話しに見えてしまいかね
ませんよね。

たまには、杉下右京にもなかなか解けない、難事件が
欲しくなったりもします。

閑話休題。

とにかく、今回の事件は、中学生が郵便局で強盗をし、
そのお金で爆弾を大量につくる計画をたてていたという
もの。

そして、その犯行は一見、郵便強盗をした男子一人の
単独犯と思いきや、実は、もう一人仲間がいたという
ところがミソですね。

米軍基地の子どもたちの抱える心の闇。
(それにしても、相棒スタッフはいつもタイムリーな
 テーマをもってきます。普天間基地移設問題もあり、
 基地に光をあてるとは…汗)

それは、かたや、基地の騒音に悩み、基地の人間と交通
事故をめぐってトラブルを起こし、勤める会社をリストラ
され、家庭内暴力に走ったあげく、離婚をした親をもった
子ども。
しかも、それが原因で、学校でいじめを受けています。

もう一人は、やはり、両親が離婚し、母親は自宅に米兵を
連れ込み売春婦まがいの生活を送り、すさんだ家庭環境に
います。
この子は表向き、いじめる側の子ども。

この二人が、同じ境遇であることから友情が芽生え、
その境遇の原因となった米軍基地を憎み、爆破事件を
計画するという共犯関係で強く結ばれていきます。

周囲にそのことがばれないように、いじめっ子と
いじめられっ子を演じながら…。

郵便強盗をした子は、自宅に現金を発見した母親の通報で
すんなり逮捕となり、警視庁が捜査をすすめます。
その過程で、共犯の子どもがいることに気づいた杉下右京
が少年を諭し、自殺的な犯行を阻止することに…。

そして、逮捕された二人の少年は、
警察で互いに友情を再確認する…

物語の骨子は、そんな感じなのですけど、ちょっと
違和感があったんですよね。捜査のありかたに。
だって、「少年犯罪」でしょ。

この犯罪を杉下右京たち、警視庁が扱っていいものか?
と、ちょっと思ったものですから、調べてみました。

14才未満か14才以上で、取調べまでの扱いが違ってくるん
ですね。

1997年、兵庫県神戸市須磨区で発生した当時14歳の中学生
による連続殺傷事件…別名『酒鬼薔薇事件』以降、
14才以上の犯罪の場合、成人と同様に扱い警察や検察庁の
捜査が行われたうえで、家庭裁判所に送致されるという
ことのようです。

なるほど。
だったら、まあ、許容範囲の展開ではあります。

でも、今回のシナリオにはちょっと不満があります。
といいますか、今後も関係してきますが、やはり、
杉下右京の独壇場すぎるのでは、…と思ってしまうんです。

特に今回は、神戸尊が杉下右京の付き人のような感じ
なってましたね。

「キミも付いて来ますか?」
「いけませんか?」


こんなやり取りをしてから、捜査に出向く二人。
そして、捜査が進展する中、神戸尊が果たす役割はあまり
目立つものはありません。

アクションがあるわけでもなく、オトリになるわけでも
なく、杉下右京と対立するわけでもなく…ただただ、
杉下右京に付いている…

まるで、金魚の糞のように。

杉下右京に付いていくのは勝手ですが、付いて行っただけ
では物足りません。

亀山薫は、推理はかなわずとも、杉下右京にはない、
熱いハートなどヒューマンな部分で杉下右京に不足している
ものを補完していました。
ようは、二人で一人前のような「相棒関係」でした。

でも、神戸尊の役割は、まだ、回によってマチマチな
印象があります。
互いに嫌味を言うのもいいのですが、それが、ただの
嫌味だけで終わっては、あまり面白くはありません。

season7の「越境捜査」の回のように、杉下右京単独の
捜査で十分なのではないか、と思わせてしまうような
シナリオにはしてほしくないです。正直なところ。

今回の脚本は、福田健一さん。
2008年のテレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞作家さん
なんですね…

若手作家なのでしょうから、
今回の作品は「相棒」スタッフ全体の意向を反映したもの
なのでしょうけど、何かもうひとつ足りない感じがしたの
も事実です。

事件解決後、神戸尊がパソコンに向かい、なにやら
報告書のようなものを書いているエンディングがある回と
全く無い回があります。
いずれ、後半になるにつれ、あの報告の意味するものが
次第に明らになるのでしょうけど、もう少し、あのシーンを
効果的にある程度共通のパタンにしてもらったほうが、
神戸尊の存在意義が出るような気がします。

こうした不満が出るというのも、このドラマが「相棒」
だからなんですよね。10年に及んで積み上げてきたものが
あるから、視聴する私たちの期待も、また高くなるという
ものです。

ま、気長に付き合いますよ。
「相棒」には。ブログ情報源




それは、それとして、
今回の音楽は、佐藤浩市さんと志田未来ちゃんが出演
した映画「誰も守ってくれない」や玉木宏さんと
山本太郎さん、鶴田真由さんらが出演したNHK土曜ドラマ
「氷壁」でも、その美しい声が心に残るイギリスの
少年合唱団「リベラ」の曲です。


映画「誰も守ってくれない」のリベラの歌声をもう一度
『祈り〜あなたがいるから』


私も「氷壁」以来、大ファンで、「彼方の光」、「free」
「祈り〜あなたがいるから」の3枚をもっています。
聖夜に聴くのもいいかもしれません。

   

今回の「相棒」でリベラを使ったことで、
屈折した少年による犯罪ではなく、ピュアな心が招いた
不幸な少年たちによる犯罪…という側面を演出として示した
かったのでしょう。

それでは。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
また、気が向いたら覗いてください。

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2009-11-25 22:02 | Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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