「セカンドバージン」第5話、愚かな女 - ドラマな人々@遊Blog

「セカンドバージン」第5話、愚かな女

こんにちは。
遊(ゆう)です。
いつもご訪問いただきありがとうございます。

「セカンドバージン」第5話、愚かな女
を観ました。

万理江(深田恭子)には何の罪もないのに、何故か
中村るい(鈴木京香)と鈴木行(長谷川博己)の恋を邪魔する
嫌な女、悪い女に感じてしまうのが不思議…。

深キョンの「他人のことより自分の欲求ありき」の大人らしからぬ
甘えん坊将軍ぶりが鼻につくからなんでしょうかね?

「わたし、妊娠したの。」

これだって、後に間違いとわかるにしても、中村るいに伝えた時点
では、素直な喜びを伝えているだけ。
なのに、中村るいに対する決定的ダメージを与えるカウンターパンチ
を意図的に深キョンが繰り出しているように思えてくるのが、深キョン
の深キョンたる所以でしょうね。

これ、ほめ言葉です。



万理江と別れる、と行から切り出され、その言葉を信じ、
女を取り戻す興奮を抑えつつ、ひたすら行を待つ中村るい。

苦しい。
行は万理江を捨てられない。
信じた私が馬鹿だった。
女として生きようとした私が馬鹿だった。
でも、信じたい。
女をあきらめることができない。

そんな折に繰り出された万理江の「妊娠」カウンターパンチ!!

そして、亭主の行に対して繰り出されるボディブロー。

「ママが包丁を研いでくれたの。
 これで切ったら本当に死んじゃうから、
 もう、やっちゃダメよ、って。」

意図して言ってるとも思えない無邪気な物言いが、別れを切り出す
行の勇気に水を差す。
恐るべし、万理江。


そんな中、追う鈴木行と逃げる中村るいの言葉の攻防は、実に
面白く、見ごたえ十分でした。

行を避けようと、秀月先生(草笛光子)との面談を理由に社を
出るるいの目の前に現れる行。
逃げるるい。
追う行。

そして、車の中でのやりとりは、とても文学的で、その日本語は
美しく、それでいてリアルに感じることができる…

脚本家、大石静さんの才能を感じる1シーンでした。

「なんで逃げるんですか?」
「苦しいからよ。」
「ごめんなさい、子供のことは。」
「謝らないで。あなた、何でも簡単に謝りすぎるわ。」
「これから約束があるの。」
「嘘をつかないでください。」

「僕に必要なのはるいさんです。
 るいさんだって、僕が必要なんじゃないですか?」
「必要なものがたとえ手に入らなかったとしても、私は生きていける。
 欲しいものが一つ無かったくらいで、これ見よがしに手首切ったり
 しないし。」
「僕は嫌です。るいさんのいない人生なんて。」
「諦めながら生きていくのが人生よ。」
ウソだよっ! るいさんは諦めてなんかない。
 諦めてないから僕ともこうなったんだよっ!」

・・・

「るいさんらしくないよ。
 自分のことを被害者みたいに言うなんて。」
「あなたを好きになったのは私の責任よ。
 馬鹿だったと思っている。被害者だなんて、思ったことないわ。」
「ゴメン。」
「謝らないでって言ってるでしょ。
 あなた、奥さんにもゴメンね、ゴメンねって言ってるんでしょ。」
「ちがうよ。」

・・・

「だけど、万理江が死んでもいいとも思えないよ。
 るいさんみたいに自分の力で生きていける人間じゃないから…
 あいつは。」

「あいつ…。」

丁寧な言葉づかいが突然崩れる瞬間があったり。
言葉づかい一つひとつで、相手との距離感を保ったり、縮めたり、
遠ざかったり…

日本語の会話の妙が、二人の世界をとてもドラマチックに
演出してくれます。
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この車の中でのやりとりが、第5話ではとても印象に残りました。
その中でも、

「謝らないで。」

という中村るいの台詞が特に印象的。
相手が謝ると、自分が加害者のように思えるからなのかしら?
自分が相手に謝らせているように感じられるからかしら?
どちらかというと、やっぱり自分が被害者であると思いたい
部分があるのかもしれません、本音では。

こと台詞、ということでいうと
万理江(深田恭子)と母親との会話には違和感がありましたね。(笑)
これは、脚本家にはなんの罪もない俳優のイントネーション。

九州の方言を使う深田恭子さんに、どーしよーもなく、
笑い転げてしまいました。
ま、これはご愛嬌です。
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さて、「赤ちゃん」という女の武器を手に入れたかに見えた
万理江でしたが、これが間違いだったと判明。
しかし、一度口にした武器をそうやすやすと手放すことが
出来ないのか、それとも旦那の行を自分につなぎとめるには、
妊娠しか手段がないと悟ったのか、想像以上に強い意志でもって
ウソを突きつづける万理江なのですが、そんなウソを突き通せる
のも時間の問題なわけで。

そのウソがほころびはじめる時が、また、恐ろしい。
万理江はどんな手段に出るんでしょうね。


あと、新海社の育ての親、秀月先生が自作を廃刊せよと言う。
新刊本の帯コピーが気に入らないから、というが、これが
どうも中村るいと秋夫・ウィリアム・ターナーとの恋路を
演出してそれを小説にしようという企みのようだから、
これまた恐ろしい。

るいと秋夫の中年男女の恋路「なう」…
って、恋愛の古典でなく、「なう」の恋愛を描こうという
ことなんでしょうか?
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このへんの展開も興味がつきませんね。
いずれにせよ、「セカンドバージン」というドラマは、
予想以上、期待以上に楽しませてくれるドラマです。
来週が待ち遠しいです。


それでは。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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2010-11-12 15:16 | Comment(0) | TrackBack(1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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「セカンドバージン」第4、5話感想
Excerpt:  行に離婚を切り出された万理江は、逆上し行の携帯電話を投げつける。携帯が気になる彼にますます怒りを募らせ万理江はキッチンから刃物を持ち出し、実家の母親に電話しながら、手首に傷を付ける。
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