長谷川博己、山口智充「鈴木先生」第3話 - ドラマな人々@遊Blog

長谷川博己、山口智充「鈴木先生」第3話

こんにちは。
遊(ゆう)です。
いつもご訪問いただきありがとうございます。

長谷川博己主演ドラマ 「鈴木先生」
第3話 人気投票で熱血教師壊れる!


を観ました。

スゴイ…スゴスギル…

人は皆、社会性を保つために、心に思っていても
多くは決してそうとはさとられないように、
奥底に封印している「闇」の部分があることは
認めます。

しかし、それをテレビドラマの…しかも、学園もので
やり切ってしまうとはっ!!…

私はそんなテレ東の番組制作魂に、瞬時、心を奪われて
しまいました。

ゾッコンです!!

初回視聴率2.6%、
2話視聴率1.9%。


この数字もスゴイ。
これ以上、下がることはないと思われた2.6の更に下。
それだけインパクトのある、挑戦的なドラマである
ことの証拠。

否定すべきはずの人の闇の部分に、
のけ反ったり、腰が引けたり、あるいは前のめりになって
観入る自分が怖くなり、あるいは教育上の理由を盾にして
思わず目を背けようとした多くの人々の反応が、そのまま
視聴率に形となってあらわれたように思います。

そして今回は、誰よりも
壊れた山口智充さん…失礼
壊れた山崎先生を想定外のエネルギーで演じきった
山口智充さんに、称賛の拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
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それにしてもです。
第三話も、面白かった。

面白いという言葉では表現しきれない面白さ。

それは、コミュニケーションで成立する人と人との関係が、
実際にかわされる言葉だけに支配されるのではなく、

かわされた言葉から、相手の心の裏を読んだり、
相手の表情から真意を想像したり…

そして、その心の葛藤が肥大化することによって
人なら誰しも抱き、支配されてしまうだろう

妄想

という化け物になって人間関係や人の心を支配し、
あらぬ方向に持って行ってしまう…

そういう人間の心の性癖を
見事なまでにエンターテイメントとして描ききって
いるのが素晴らしいと思うのです。

原作を早く読みたくもあり、
でも、とりあえずはドラマの「鈴木先生」を堪能
するために、原作は今しばらく我慢しようと思ったり。

そんなことを思うほどに面白いし、
ドラマの演技陣、演出陣が徹底した世界観の追求に
余念がないことが伝わってきます。

そんな番組制作の姿勢が、これほどまでに清々しいものかと
昨今の打算的ドラマ制作の現状への不平不満が思わず口を
ついてしまうほど。

第三話は、第一話の中学生男子と小学四年生女子による
合意のうえのセックスというセンセーショナルなテーマにも
匹敵する禁忌的テーマ…

表面的に言ってしまうと

教師による生徒へのセクハラ

ですが、実質的には

男性教師の「男性」の部分が、
女子生徒を性愛の対象として妄想し、その妄想を
女子へのスキンシップで満たしたり、あるいは、
抑圧することで自らの心の秩序を破壊していくという、

教師と生徒の間に現前と存在する



の問題を情け容赦なくエグリ取ったものでした。

一見、誠実で人の好さそうな体育系教師…山崎先生。
酒席でもムードメーカーで場を盛り上げるタイプにも
見える男性。

どこから見ても健全。
健全の金太郎飴のような大人。

でも、女子生徒の見方、感じ方は180度違いました。

キモイ!

gussann.jpg

ましてや異性を意識する年頃。
父親を敬遠しはじめるのと同様に
男性教師に対しても生理的に受け付けられない
ものを感じてしまうのかもしれません。

女子を視る目に男を感じてしまう。
女子に飢えた「男」の目を。

女子生徒の体への接触は、スキンシップなどの
優しさというよりも、女子生徒を性の対象と見る
「男の性」と直感されてしまう。

事実、山崎先生は女性に対するコンプレックスを
長年抑圧してきたことで、

女子生徒を性の対象とする妄想

を大きく肥大化させてしまい、妄想を追い求める
男の部分が、女子生徒にとってはあたかも
山崎先生の体臭のように臭ってきたのでしょう。

だけど…

山崎先生は性的倒錯者かというと
私は実はそうでもないと思うのです。

それは、鈴木先生(長谷川博己)や桃井先生(田畑智子)が、

自分たちも紙一重のところにいる

と指摘しているとおりだと思うのです。

事実、聖職と呼ばれる権威ある職業に就く男性の
性的倒錯傾向は一般的な傾向として認められるようです。

判事、検事、警察官、医者、大学教授などなど…
SMクラブなどの風俗に通う率は高いそうですね。

なので、山崎先生の風俗通いがめったに無い変態行為
かというと、現実的には性的ストレスを発散している
権威的職業者は多いと思うのです。

もっとも、山崎先生の場合、職場の女子生徒の制服や
ソックスに倒錯のきっかけを見出していることは、
アブナイ傾向ではありますけどネ。

山崎先生1.jpg

いずれにしても、山崎先生が今回壊れてしまい、
処分されざるをえなくなった原因は、
山崎先生が変態だから、という理由からくるものでは
ないわけです。

一言で片づけてしまうと、

山崎先生が子供だったから…

これに尽きるのではないでしょかネ。
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山崎先生がキレてしまった一番の原因も、
人気投票でワースト1だったことというよりも

鈴木先生に対する異常な嫉妬心

が山崎先生の封印されていたパンドラの箱を開けて
しまうこととなったように思うのです。

女性にモテないというコンプレックスはもともと自覚
していたし、それに甘んじる術も心得ていたはずの
山崎先生は、自分同様に女性に奥手と思い、いや、
自分以上に奥手と思いこみ、合コンに誘うなどして
女性との交流のきっかけづくりに都合の良い同僚のはず
だったのに、いざ、合コンに誘ってみれば、すぐに
交際に発展してしまった鈴木先生を許すことが
できなかった…

本当は自分が彼女をゲットして、鈴木先生を
慰めるくらいのつもりだったのに、その逆になって
しまった…

自分より男性として劣等と見下していた鈴木先生に
先を越された…

その許しがたい屈辱感。

これが山崎先生が壊れてしまった大きな原因であり、
人気投票という形で

鈴木先生と男性としての
魅力を比較した通信簿


として、大真面目にとらえ、山崎先生の対鈴木コンプレックス
をストレートに直撃!

大人の女性に馬鹿にされるならともかくも、
生徒というコドモらに馬鹿にされたことに我慢できなく
なってしまった…

そんなところなんだと思います。

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大人は皆、大人なのではなく、
社会で生きるために大人になろうと努力している部分が
あるわけです。

大人としてふるまうなら、この場面ではどうすべきか…
教師としてふるまうなら、この場面ではどうすべきか…

でも、実際には心の中に、そんな「大人」にとらわれない
無防備な素の自分…子供のような自分が封印されていたり
するものです。

その山崎先生の「コドモ」を引っ張り出したのが、鈴木先生
だったわけです。

自分以上に劣ると思ったから親密にし、酒も飲み、合コン
にも誘った…
肉体的にも、精神的にも俺のほうが男らしい…
俺のほうが男として勝っている。

なのに…
何故…
いい思いしやがって…
何故、俺じゃなく、あいつがいいんだ!
許せねぇ。
鈴木…オマエは許せねぇ。

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山崎先生は、たとえば、小川蘇美という女子生徒への
妄想を増幅させたために壊れたというよりも、
鈴木先生という下級男子に下剋上された屈辱感から
女性コンプレックスを増幅させていったのだと思います。

だから、いともあっけなく暴力的な壊れ方をして
しまった。

悲劇です。

その悲劇っぷりを演じた山口智充のキレ芸は良かった。
グッさんという良きパパの固定概念を実に見事に壊して
くれた。

生徒に馬鹿にされたことに殺意さえ覚える狂気の目。
素晴らしかったです。

人が人として生きるために封印しているパンドラの箱。

この「鈴木先生」というドラマは、そのパンドラの箱を
いろいろな切り口、方向から開けてくれる…

それも、最も「封印」しなければならない
教育の現場が舞台となって…

そんな怖いもの見たさの欲求を満たしてくれる
挑戦的なドラマづくりになっています。

視聴率が低ければ低いほど、下がれば下がるほど
応援したくなるドラマです。

次回もさらに楽しみです。


それでは。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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2011-05-11 15:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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