長谷川博己、土屋太鳳「鈴木先生」第5話 - ドラマな人々@遊Blog

長谷川博己、土屋太鳳「鈴木先生」第5話

こんにちは。
遊(ゆう)です。
いつもご訪問いただきありがとうございます。

長谷川博己主演「鈴木先生」第5話
誰が好きだっていいじゃない


を観ました。

あー、毎度のことながら観終わったあと

面白かった〜!

と一人呟いている私がいます。
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「鈴木先生」という学園ドラマ。

先生の名前がタイトルになる学園ものの代表格は
言うまでもなく

「金八先生」。

kinnpachi.jpg

しかし、金八先生が個性的でありながら、教育者と
しての立ち位置をしっかりと持った大人の教師像で
あったのに対し、

鈴木先生は、大人としても、教育者としての立ち位置
も、まだまだ模索中であり、教育者としての自分と
等身大の独身男性としての自分との自己矛盾に苦悩する、
いかにも現代の若手教師のモデルといった印象です。

「金八先生」は生徒の妊娠等の当時としては
センセーショナルなテーマにも取り組んだものの
そのスタイルは、教師が生徒に対して、教師として
問題を共有し、教師として伝え、教えるという
古式ゆかしいものでした。

それに対して「鈴木先生」は、取り上げるテーマが
センセーショナルなのはもちろん、卑近なテーマと
思える話題も斬新な切り口で深く、多面的に分析し
一定の解決に導いていくという教育的側面を見せながら、

実は、

教師が教師でいつづけることの難しさや
教師が内包する心の闇、二律背反する
教師としての虚像と実像の間をはげしく振れる
不安定な大人として、一歩間違えば自爆しかねないという、
教育者にあるまじきあられもない姿を暴露しています。

そこに

「鈴木先生」の面白さが在ると思うんですよネ。

鈴木先生.jpg

そして、鈴木先生の虚実の狭間に存在する心の闇を
あぶりだしてくれるのが

小川蘇美(土屋太鳳)

という美と教養と品格をあわせもつ
類まれなるスペシャルファクターなわけです。

somi.jpg

1話から5話に至るまで、この小川蘇美が
ある意味主役であり、鈴木式教育メソッドの
スペシャルファクターにとどまらず、
このドラマ自体に化学反応を起こさせる

スペシャルファクター

だったわけです。

教室では生徒たちに「心の革命」という化学反応を起こさせる
溶媒のような存在であり、教師という鎧を脱いだ独身男性の
鈴木先生の目の前では、疲れきった心を癒す妄想ワールドの
ヒロインとして現れ、鈴木先生のリアルな恋愛の邪魔をする
ほど大きな存在になってしまいます。

だから

小川蘇美が好きなのは誰なのか?

という、他愛もないようなとっかかりから始まった
今回の物語は、その妄想に一定の終止符を打ち、
鈴木先生の心の中で起きている
「リアルな恋愛」と「癒しの妄想」の間に生じる
バーチャルな化学反応を沈静化することで

「鈴木先生」最終章

へとステージアップするための回だったように思うのです。

ただし
そこはやはり「鈴木先生」。

小川蘇美の好きなのが誰か?

という疑問に対して、その答えを明らかにする
ようなことはしませんでした。

小川蘇美の好きな人を追及するにも、生徒間の悪意
だったり、嫉妬だったりを織り交ぜながら描き、
憶測が憶測を呼び、小さな噂を大きく膨張させることで、
小さな噂も逃げ場のない個人攻撃へと発展させてしまう
集団心理の怖さのほうが際立っていて、やはり、その
あたりの演出もうまいなぁといつのながらに感心して
しまいました。

小川蘇美が好きなのは誰なのか?

新任の教師で、
小川とご近所だった続木先生(夕輝壽太)なのか?

それとも本命は鈴木先生なのか?

生徒たちばかりか、
鈴木先生自身がその命題にとりつかれてしまって
いる様子が、まさに「鈴木先生」の「鈴木先生」
たる由縁なんですけどね。

そんな中、妄想世界から脱しようと相談した
川野先生(でんでん)が、実は生徒との恋愛を成就し、
結婚までしてしまったというオチ、新事実が明るみに
なったのにも笑わせてもらいました。

いっぽう

周囲の噂に耐えるように静観していた小川蘇美も

この場で好きな人を告白しろ!

と女子生徒から追及され、生贄状態に。

思わず屋上へと駆け上がる小川。
追いかける鈴木先生。

それまで見せたことのない激しい感情が噴き出します。

施錠された防護網を蹴り飛ばし、すわ投身自殺か!
という勢いで倒れこむ小川蘇美。

泣き崩れ、いつもの冷静なトーンとはかけ離れた
太く強い声で絞り出します。

誰が好きだっていいじゃないかっ!!

taou.jpg

その変貌ぶりに呆気にとられる鈴木先生。
同時に、自分自身も小川蘇美を苦しめる側の
一員であったことを冷静に省みて、はじめて
偶像化された小川蘇美という存在が普通の女子生徒
であるという当たり前の現実に立ち返ることが
できたんだと思います。
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そして
鈴木先生を完全に小川断ちに導いたのは
ほかならぬ小川蘇美だったというのもいい展開
でした。

疎まれている自分に悩み、
自分を変えたいと思い、
自分が好きな人の良いところを手本に真似ようとし、
好きな自分に近づくことに喜びがあるいっぽう
好かれることで矢面に立たされる場面も増えていく。

それは辛い。

でも、自分は負けないで、自分の好きな自分に
なっていく。
そして、大人から見ていいなと思える中学生をやるから…
ずっとやるから…

だから

鈴木先生も笑われ役や嫌われ役に逃げないで
ずっと憧れの教師でありつづけて欲しい…。

そう言われた鈴木先生は、
はじめて等身大の小川蘇美と対峙できたんだと
思います。

14歳の生徒があそこまで考え、言っているのに
教師である自分はいったい何を考えているのか…

そんな自分に涙し、笑いがこみあげてくる。

自分はいったい何なんだ…
いったい何をしているんだ…


そう思えたとき
はじめて、小川蘇美の妄想を逝かせることができたのです。


その演出がまたいい。

校舎の踊り場の窓辺に座る小川蘇美が呟く。

バイ…バイ

それに応える鈴木先生。

窓辺から飛び去る白い鳩たち。

逝った…。

目を閉じ、深呼吸する鈴木先生。、

そして、麻美(臼田あさ美)と再会する鈴木先生の
見せた表情が、本当に素敵だった。

キラキラしていた。

やはり、長谷川博己という俳優は類まれな才能を
感じます。
そして、この鈴木先生という役は長谷川博己さんで
なければ、これほど面白いドラマになってはいなかった
と思います。

「セカンドバージン」につづき、また、俳優として
ステップアップした印象です。

それと小川蘇美役の土屋太鳳ちゃん。
今回、空手をやっていたという筋書きで一瞬だけ
空手の型を演じるシーンがありましたけど
その身のこなしが堂に入っていたので、経験が
あるのかと調べましたが、空手はやっていないよう。

だとしたら、運動神経がかなりいいですし、
将来演技者としても、美からアクションまで
こなせる幅広い役柄に挑戦できるのではと
期待してしまいます。

テレビドラマよりも
もしかすると映画向きの女優さんかもしれません。

そのあたり、武井咲さんとはちょっと毛色が
違っていて、それも面白いと思います.

憧れる芸能人が香川照之さんだというのも
土屋太鳳ちゃんの演技にかける情熱を感じ、
とても好感もてます。

tsuchiya.jpg たお.jpg

要チェックですネ。

全10回のうち、5回が終わりました。
折り返しです。
視聴率はあいかわらず2%代を彷徨っていますが
そろそろ5%くらいは行ってもいいのでは?
と思っております。

ま、とにかく、
完走を目指して頑張って欲しいです。


それでは。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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2011-05-24 02:57 | Comment(1) | TrackBack(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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この記事へのコメント
かわいいね
Posted by at 2011年12月30日 23:38
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