長谷川博己、臼田あさ美「鈴木先生」第7話 - ドラマな人々@遊Blog

長谷川博己、臼田あさ美「鈴木先生」第7話

こんにちは。
遊(ゆう)です。
いつもご訪問いただきありがとうございます。

長谷川博己主演「鈴木先生」第7話
届かない心の叫び! 僕が犯した指導ミス


を観ました。

今回は、鈴木先生が鈴木先生になった原点の記憶の
お話でしたネ。

でも、その前に…
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たとえば
太陽が眩しい昼下がりに、大学生たちが公園に
たむろして何かディベートのようなことをしている。

そう。
心理学研究会とか、あるいは、哲学や社会学など
ちょっと小難しそうなテーマを議論したりするのが
好きそうなサークル仲間たちが、男性における
女性の処女性の価値観だとか、恋愛や結婚相手を
選択する際の価値基準について、正々堂々と議論
しているなら、なんてことはないんです。
大学生なら、ネ。

どうぞ、真昼間から大声で意見を闘わせてください。

でも、ドラマの主人公たちは中学生。
下品な表現をつかうなら、
チンチンに毛が生えたばかりの男子。

しかも、処女性をめぐって責め立てる先輩男子生徒の
矛先は当の女子生徒ではなくて、好きな女子の処女を
奪った後輩男子に向けられていて、その後輩は実は
小学生とも関係をもち、かつ、その行為の正当性
を訴えた経験も有する、やってやってやりまくった
性豪伝説をもつような美少年優等生男子。

当の女子は先輩男子のエゴイスティックなセックス
への不満をぶちまけ、女子の肉体へのいたわりと
女子の要求にこたえる奉仕的性技を男子に求め、
その要求に応えようとしない先輩男子と別れるのは
当たり前で、自分の要求にこたえる男子に好意を
持つのは当たり前だと力説する。

ありえない…
全くもって、ありえないシチュエーション。
生徒たちだけではない。
そこには鈴木先生がいて、さらには、、かの足子先生
までが参戦するという展開に、ただただ、

ありえない…

と思いつつ、

だけど面白い…

とポカンと口を開けたまま観ているワタシ。

「鈴木先生」も7回目となれば、すでにこちらの気構えは
出来ているつもり。どんな展開にも驚くことはありません。

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普通、足子先生タイプなら、
こんな公園で話す内容じゃないから、場所を変えるかと
思いきや、足子先生は鈴木式メソッドの道場破りをする
かのように、そのまま鈴木先生を押しのけて、
日の丸特攻隊よろしく一直線に生徒たちの議論の中に
突っ込んでいき、あっという間に撃墜され、生徒たちから
排除の視線を感じつつ、鈴木先生に完敗を喫する結果に
なってしまいます。

なるほど。
ワタシは邪魔ってことね。


そう言って立ち去る足子先生の姿を見て、
ちょっと不安になりました。

ああ、第二の山崎先生にならなければいいけど…。

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山崎先生は対女性という点で鈴木先生に嫉妬していた
わけですが、足子先生は教育方針をめぐって
鈴木先生を敵視している部分があるでしょ…
そのプライドがズタズタにされてしまうと、足子先生の
鈴木先生への嫉妬も相当なものなのではないかしら?
と要らぬ心配をしてしまいます。

議論のテーマはエゴ。

恋人や結婚相手を選ぶ基準…
外見重視か、内面重視か…
そのいずれでもエゴである。

経済力、学歴、処女性…
それらには必ずなんらかのエゴが隠されている。

大切なのは、そのエゴに気付き、それゆえの痛みを
感じること。
自分の価値観を絶対的だと信じ、そこにふくまれる
エゴに全く気付かない人にはなってはいけない。
一つの価値観しか許されない世の中は怖ろしい。
入口はどんなエゴでもいい。
パートナーとつきあううちに、自分の本能的なエゴ
から解放されて、自分のことより相手を尊重するよう
になる。それが、真の意味で人を愛するということ
ではないだろうか…。

エゴは許されているだけだ。
そのエゴにともなう痛みを忘れるな。

なんてところで、丸く収まりそうなところにきて
やはり、経験豊富な河辺彩香が処女性にあこがれる
中村(未来穂香)を全否定しまくります。

経験しなければ、男を喜ばすことはできない。
男と女のことをあなたは何もわからない。
そんなに処女が大事なら、私はどうやって生きていけば
いいの?

と。

あえて言いますけど、これ中学生の台詞です。
ふぅ…。

そこで多くを体験しすぎた川辺を慰めるように
学習率の公式が登場するわけです。

多くの体験から多くを学び、立派な大人になればいい。
経験してしまったことを人間性を磨くための糧にすれば
いい。

課外授業が終わったあと、

先生さようなら〜

と爽やかに手をふる生徒たち…
いったいどんな課外授業だったのか、
他人が見ても決してわかるまい。
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そんな鈴木式教育メソッドをめぐり、
鈴木先生と恋人の麻美(臼田あさ美)と語り合う。
そこで鈴木式教育メソッドの原点となった女子生徒の
エピソードが鈴木先生の口から語られます。

それは意外なエピソード。

特別な子じゃない、スペシャルファクターではない、
ごく普通の満たされているはずの女子生徒のお話です。

教師になったばかりの頃の担任のクラス。
掃除をさぼる子が多い中、一人だけ真面目に掃除を
する子がいた。

普通の優等生。
なんら問題はない…はずだった。
でも、それは間違っていた。
なんの問題もかかえていないはずの普通の優等生の
声にできない深い悩み…

その声に気付いてやれなかった鈴木先生の痛み。

優等生の悩み。
それは、自分が問題をかかえていないことへの
コンプレックス。
生徒が先生に悩みをうちあけ、先生が生徒の問題に
取り組んでくれる…

それは生徒が家庭の事情や成績、素行などいろいろな
問題をかかえていればこそ。
なんの事情も問題もかかえていない自分が、掃除を
さぼったりすることは許されないし、先生に相談
したり甘えたりするなんてこと、許されるわけが
ない…。

事情がないのに先生に自分を気遣って欲しいなんて
言えない…。

普通の真面目ななんの問題もない生徒の悩み、苦しみ。
それは、教師にたわいもない相談ができないこと。
自分に甘くなれないこと。
自分を追い込んでしまうこと。
逃げられないこと。

たかが教室の掃除。
掃除をさぼる子、さぼらない子。
さぼる子が問題で気に留める。
さぼらない子は問題がないので気に留めない。

そこに教育の落とし穴がある。

ただ一人、教室に残り掃除をしている生徒。
その様子を見て、鈴木先生は

「職員室にいいつけにきていいんだ。
 よし、やっちゃおう。」

と生徒と一緒に掃除を始める。
そして、生徒は心の中で思うのです。

この優しさが私の事情を無効にしてしまう…。
いつも傍にいてくれるわけでもないのに、
逃げようとすると現れて優しくしてくれる…
私は自分が逃げるのを許せなくなる。

女子生徒が掃除をさぼろうか、どうか…
みんなと同じ仲間になろうと、自分を許そうと
汚水の溜まった掃除のバケツに手をかざし、
そこに映った自分の顔を覗き見、語りかける
姿には、ちょっと感情移入をしてしまって
胸が熱くなってしまいました。

悲しすぎます…。

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その日を境に生徒の様子に変化が現れます。
それはいい方向に変わったのではありません。
鈴木先生が妙に惹かれるようになったその生徒。
そこに鈴木先生が見出したもの…

それは

透き通ったあきらめの境地。

すごいフレーズです。
この台詞そのものにも惹かれてしまいましたが、
この「透き通った」という表現が頭についただけで、
その女子生徒のガラス細工のような繊細な心が行き着いた
美しくも儚い悟り…孤高の精神が感じられ、それだけに
救いようのない深い悲しみに満たされてしまうのです。

自分を許したい。
でも、ほかの人も先生も許してくれない。
もう、許して欲しいなんて考えるのはやめよう。
どうせ無効に終わるのだから。
だったら、より厳しく、よりちゃんと毎日を生きよう。
それがどんなに辛くても…。

そんな悟りの子の周囲には
うまく自分を許し、他人から許される子たちが
大勢いる。

我慢をする普通の子は、その「許し」を支えるために
自分は摩耗していく。
異様な光を放つほどに。

その摩耗に気付いてやれなかったこと。
それが鈴木先生のミスであり、
鈴木先生の教育メソッドの原点。

鈴木先生が忘れてしまっていたこと。
今の学校教育は、手のかからない生徒の心の摩耗のうえに
成り立っている、ということ。

常に問題児に意識をつかう教師。
その様子を見て嫉妬する生徒がいる。

問題児が優等生をねたむのと同じように
優等生は自分を許すのがうまい問題児に嫉妬している。

だから
問題児と優等生の境界をなくす。
言い換えれば、
問題児を優等生のように扱いもし、
優等生を問題児のように扱いもする。

生徒たちを平等に扱い、同じ分量の力を注いで一人も摩耗しない
クラスをつくることができれば、生徒同士の助け合いの心を
活性化することができる。

それが鈴木先生のいう化学反応であって、
その溶媒が小川蘇美だったわけですね。

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そして

ようやく結ばれましたね。
鈴木先生と麻美さん。
多くの視聴者はきっと先週の「生派」の一件があったから
ちょっとはそのことが頭の片隅に浮かんだのでは?…(笑)

それにしても
麻美さんのスペックはスゴイです。
夢の中で過去の教室に出向き、そこで一人掃除で残っている
女子生徒に会ってくるのですから。

帰っていいよ。

その一言を言うためにね。

毎度ながら、演出も脚本も、そして演技者も皆、
素晴らしいです。

このドラマ、
鈴木先生流に考えるなら、
学園ドラマはこうあるべき、みたいな一つの価値観
にとらわれない、今の教育現場にある様々な問題を
生徒と教師の境界を設けずに同じように取り上げる
ことによって学園ドラマに新しい可能性を視聴者に
感じてもらう…そんな狙いがあるようにも思えます。

生徒同様、教師も教育問題の俎上にあがる時代
なのですから。

そのための…、
ドラマ界の化学反応を起こさせるための
スペシャルファクターが鈴木先生という教師なので
しょう。

このドラマ、私は好きです。

あっ、そうだ。
小川蘇美役の土屋太鳳ちゃんのブログがとても
楽しく、ドラマ制作の雰囲気が伝わってくるので
ご紹介しておきます。
彼女の真摯な文章にとても好感もてます。
★★土屋太鳳オフィシャルブログ⇒⇒


それでは。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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2011-06-10 14:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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