満島ひかり、瑛太、安藤サクラ「それでも、生きてゆく」第4話 - ドラマな人々@遊Blog

満島ひかり、瑛太、安藤サクラ「それでも、生きてゆく」第4話

こんにちは。
遊(ゆう)です。
いつもご訪問いただきありがとうございます。

満島ひかり、瑛太
「それでも、生きてゆく」第4話
明かされた真実…


を観ました。

明かされた真実…
殺人犯の兄、文哉と妹、双葉の二人は隆美(風吹ジュン)が
産んだ子ではなかった。

ドラマ、終盤に流れた兄の台詞が
隠された記憶、闇のベールに覆われた記憶を呼び起こすように
私の耳に残ります。
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満島ひかり7.jpg


お兄ちゃんと双葉は同じだよ。
夜を見たんだ
同じ夜を見たんだ。


この台詞が何を意味するのか
まだ、はっきりとわかりません。

ただ、
殺人犯となった兄に対して、
今でも、強い絆を感じ、愛情をもっている双葉の
ルーツが、ただの家族愛というものでなく、
この二人の兄妹にしかわからない、感じることの
できない強く、太い絆なのだということだけは
察しがつきます。

つまり

このドラマは、この時点で、
たんなる犯罪被害者遺族と加害者家族の交流から
生まれる

再生の物語

という枠を超えたものに変わったのですね。

もし、
この二人の兄妹の事情が、兄が犯した罪のきっかけに
なるとしたら、このドラマの舵は大きく方向転換を
したことになるように思います。

これまでクローズアップされてきた
被害者遺族の加害者家族への消えない怨恨から
加害者家族の…
加害者家族が加害者家族になってしまった事情や
加害者側となってしまったことから生じる家族間に
横たわる人間関係の深く大きな溝に光を当てることに
なるのでしょう。

犯罪という非日常を抱え込んだ家族が
家族という共同体を維持しつづけるために
真実を隠し続け、
家族であるはずの罪を犯した息子の秘密を暴露しても
家族を守ろうとする母の痛々しい姿。

その事実を突然目の前に突き付けられ、
凍りつき、理解できず、でも冷静を取り戻そうとする
双葉の様子を見るにつけ

それでも、生きてゆく

という再生の道へのハードルは
また、一段と高くなってしまったな…と

深いため息をつきながら
視聴し終えた第4話となりました。
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…というのが
第4話の全体の感想なんですけど
今回もまた、いろいろとわからなかったり、面白かったり、
共感する台詞、場面があり、脚本の坂元裕二と俳優たちに
よって紡がれる生きた言葉の不可思議さを感じさせられたり…。

面白い、というより、なんで?と思わず笑ってしまったのが

野茂投手。

双葉が大好きだという野球選手。
しかも、子供のころ亜季ちゃんに野茂のピッチングフォームを
真似て見せて喜ばせていたというエピソードとして野茂投手の
名前が出てきた時には、なんか、笑っちゃいました。

坂元裕二さんが野茂投手の大ファンとか?
それとも、満島ひかりさんがファンだったりして…




それはいいとして

あの洋貴と双葉の湖上での会話です。
静謐とした美しい湖上に浮かんだボートでの会話が
妙に印象深く、それでいて、その二人の会話の意味するところが
私にはわからず…

え?何故?どういう意味?

となってしまったのです。

湖上での会話…

「こういうところにいると
 世界中、悪いことなんて何にもない気がしてきます」
『悪いこと何にもですか?』

「過去も未来も世界中、なんにも
 悪いこと、怖い夜も、なんにも悪いこと無しで」
『そう言われると…そういう気、してきますね』

「でしょ」
『じゃああれっすか?
 遠山さんも普通の女の人ですね』

「深見さんも普通の男の人」
『僕ら、普通のあれですか?
 普通のあれですね… それもいいかなぁ…』

「いいかなぁ…」
『まあ』

「まあ…ね」
『変な想像してしまいますね』

「してしまいますね…
 このままずっと…」
『でもそれって、亜季もいなかったことに
 なりますよね』

「…ですね」 

この二人の独特な世界観を感じる会話。
すごく二人の間で自然に流れていく言葉なんですが、
最後の「亜季もいなかったことになる…」というのが
どうしても理解できなくて…

殺されることはなかったかもしれないけれど
その存在すら無くなってしまうというのがね…
わからない。

満島ひかり4.jpg

あと

印象深いのは、双葉が父親の目のことを言う台詞。
父(時任三郎)が息子、文哉の居場所を知らないと
言ったことが嘘かどうかを巡る洋貴との会話

「あ、この人目つむっているな…て
 大事なことから目を瞑っていると
 なんか、こういう目になるんだなって…

 なんかなんとなくわかったんです
 人って逃げてばかりいると
 命よりも先に目が死ぬんだなって…

 かわいそうなお父さん…」

父が嘘をついていない、という確信を説明するのに
父の目が死んでしまっているという、ネガティブな
証明のしかたになっているのが、何故か印象に残り
ます。

総じて
双葉の言葉には、説明になっていないような説明が
多くの場面で多々あるような気がするのです。

でも
そういうきれいな説明になっていない説明を
訥々とする双葉の言動は、逆に、とても自然であり、
そういえば、私たちも何か自分でも整理できていない
ことを説明しようとすると、説明にならない説明をし、
でもその場の雰囲気で互いになんとなく納得しあえる
ようなことってあるなぁ…と
思いあたります。

こういう、気持ちの揺れを含んだ会話を多く散りばめた
坂元裕二さんの狙いに、ある意味、敬意を感じます。
それは、整然としていない言葉ややりとりって、
活字にしづらいと思うから。

活字にするって、
整然とさせる目的もあるわけだし。

でも、生身の人間って、整然として生きていないん
ですものね。
心はいつも揺れているし、
言葉に自信がもてないでいる…

それが生身。

そういう「生身感」が
このドラマのいたる場面でみられ、それがとても
日常の場面に起きた理不尽な出来事に遭遇した際の
人間の戸惑いとか修正力とかを感じることができ、
すごくドラマに深みを与えているように思います。

その顕著な例が、
文哉を探すという夫(時任三郎)の発言を無きものに
しようと必死に話題をはぐらかし、否定する場面。

唯一の実の娘、灯里(福田麻由子)を文哉の事件に
巻き込みたくない、文哉とのかかわりを全否定したい
がために、必死に話題を文哉という非日常を
家庭から排除しようともがく双葉の母、隆美(風吹ジュン)。

最初は母が話をはぐらかしていたにも関わらず、
実の娘の灯里が積極的に話題に入りそうになると
今度は父がカレーを食べようと日常に家族を引き戻そうと
する…

ところが、灯里が闇に迷いこむことは絶対にあってはならぬと
思った母は、態度を豹変。
意を決して、隠し続けてきた闇を、闇を隠すために覆っていた
ベールを自らの手ではぎ取っていく…

殺人犯の兄は家族だと主張する双葉
家族じゃないと主張する母

そして、家族だと認めようとする灯里を前にして
母の心は決壊する

あの子は私が産んだ子供じゃない!

その瞬間、
時が止まる。

「あのお兄ちゃんはね
 母さんの子供じゃないの
 あの子はね
 母さんが産んだ子供じゃないの!」

「じゃあ誰がお兄ちゃんのお母さんなの?」

「そんなこといいじゃない」

「お姉ちゃんわかる?」

一瞬の間…時が捻じれる

「あれ?
 私は?
 私はどっち?」

永遠の間…
空気が凍てつく。
いや、空洞になる。

号泣する母。

非日常を家族という日常の中にぶちまけた母の絶望。
その危機を悲劇の主人公であるはずの双葉が
必死に取り繕う。
家族を非日常から日常に必死に連れ戻そうと
無意識の防衛反応をみせる…。

「あっ?
 違う違う
 いいよいいよ」

号泣する母

「まいちゃったな
 火つけなきゃ」

こういう展開が、私はたまらなく好きです。
前のめりになって観入ります。

mitsushimahikari1.jpg

そして、こういう心の振幅を演じることのできる
満島ひかりという女優の存在がうれしくなります。
彼女の演技を観ることのできる喜びを感じます。

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堪らなくなって
一人家を出て、橋の上で日向夏を野茂投手を真似て
投げる双葉。

その投球フォームがあまりに決まっていて
満島さん、これはやはり、満島ひかりさんは
普段から野茂投手のモノマネしてたんじゃないの?
と勘ぐったりしつつ、さすがは元フォルダー5だなと
その運動神経に感嘆しつつ、カメラ前の丁度よい
ベストポジションに日向夏が止まったのを観て、

この場面の撮影って、テイクいくつ撮ったんだろう?

なんて、余計なことまで思い、楽しませてもらいました。

満島ひかり3.jpg

さて、
肝心の文哉です。

素性を知る下種な女、臼井紗歩(安藤サクラ)を軽トラで
連れ出す文哉。

その荷台で音をたてるスコップが想像させる惨劇。
それが起きるのか、起きないのか。

ドラマは、静から動に移ろうとしているような予感が
します。


それでは。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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2011-07-30 08:04 | Comment(1) | TrackBack(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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この記事へのコメント
それでも、生きていくのドラマはとても大好きで、毎週欠かさず見ています・・・と言うより満島ひかりさんのファンなので見させていただきました。観察力と言うかとても深く見て書かれておられるので、とても感心しました。これからもこのドラマ宜しくお願いします。
Posted by タカ at 2011年08月03日 17:16
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