満島ひかり、瑛太、大竹しのぶ、安藤サクラ「それでも、生きてゆく」第7話 - ドラマな人々@遊Blog

満島ひかり、瑛太、大竹しのぶ、安藤サクラ「それでも、生きてゆく」第7話

こんにちは。
遊(ゆう)です。
いつもご訪問いただきありがとうございます。

満島ひかり、瑛太、大竹しのぶ、安藤サクラ
「それでも、生きてゆく」第7話
心の闇について…


を観ました。
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このドラマを観る楽しみは
いつも書いているように、悲劇的な内容の会話のさなか、
その悲劇性、非日常性から自らを守るように、
本能的に日常的な他愛のない話題を唐突に入れてみたり、
食事を作るなどの日常の所作を取り戻すことで
自分を平静に保とうとしたり…

噛み合うようで噛み合わない
噛み合わないようで不思議と成立してしまう会話

特に、満島ひかりさん演じる双葉と瑛太さん演じる
洋貴の二人の会話は、私にとってこのドラマを観る
最大の楽しみなわけです。

そういう意味からすると

今回の第7話は、双葉と洋貴のからみが無かったことが
残念でなりません。
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同時に

このドラマの深層の世界…
被害者遺族たちが一番知りたがっていたこと…

殺害の真相
殺意の真実

何故、妹は…娘は…

殺されなければならなかったのか?

この疑問、
被害者遺族の生きる時間を止めてしまった疑問に
第7話がどう答えてくれたのか…

そして

その真実の一端に触れた母、響子(大竹しのぶ)、
兄、洋貴(瑛太)、耕平(田中圭)は、
何を思い、何を発するのか…

彼らは、双葉の兄、三崎文哉の殺意の真相にどう
向き合うのか…

果たして、殺害の動機らしきことを知って
満足するのか?

そんなところに私の興味は集中しました。

行方不明だった看護師、東雪恵(酒井若菜)から
伝えられた三崎文哉の心の闇は、果たして
どう遺族の心に影響を与えるのか…

そうした視点で、あの酒井若菜さんの回想しながらの
モノローグを聞いていました。

そして…
聞き終え、浮き彫りにされた三崎文哉の心の闇に
対する響子と洋貴…そして耕平のリアクションは…

私には解せないものでした。

東雪恵の口から説明された三崎文哉の実像に
何故、あれほどに静かに聞き入ることが
出来るのか…

観ている私のほうが、むしろ憤慨したいくらいでした。

何を気取ったこと書いてるんだっ!
そんな理由で殺すな!
オマエが語っているのは自己肯定にすぎない
オマエは肯定したい自分が否定されるのが怖いだけだ
自分の怯えを消し去るために子供を殺しているだけなのに
それをポエムのように語るのは、それは
心のどこかで自分を肯定したいだけだからだ!
そして、人は皆、オマエと同じように、オマエと
同じ恐怖を心に持ち、同じ哀しみを抱えながら
生きているんだ…
でも、自分が生きてる不確かさを決して他人の
存在を消し去ることで黙認させようなどとは
考えないのだよ。

厳格な父?
自分を認めてくれた優しい母は事故で消えてしまった?
それがオマエの人間金魚論か?
ふざけるなっ!

そんな殺害動機は認められるかっ!?



私は東雪恵の話を聞きおえたとき
響子や洋貴の心は、そうした三崎文哉への侮蔑と
嫌悪と怒号で渦巻いていると思ったのです。

でも

響子も、洋貴も、耕平も…一様に押し黙って
東雪恵に「ありがとうございました」とだけ言うんです
よね。

言葉を失ったといえばそれまでですけど
あの日記の内容で何を感じ取れるというのでしょう?

被害者遺族なら、たとえ三崎文哉本人が目の前に
いなくとも

「ふざけるなっ!
 病気のせいにするな!
 そんな病気、病気じゃないっ!
 エゴだ!
 自己否定を装った自己愛にすぎないっ!」

とその場で吐き捨る衝動に駆られるのではないでしょうか?

そう思ったものですから、ちょっと不満でしたし、解せなかった
シーンになってしまいました。

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東雪恵にも解せないところはあります。

そもそも、何故、東雪恵は三崎文哉のファンだと言い
彼に興味をもっていったのか…
そのあたりがわかったような、わからないような…
前の職場で男に3000万円貢いでいたというのもね、
東雪恵自身、不可解な女性ではあるんですよね。
どこか、自分と同じ感性を三崎文哉に感じたのかしら?

わかりません。

あと
日記で気になったのは、11月9日の日付の日記が
3回出てくるんです。
何故?って思いました。

朝の記述はとても清々しい文章で、
頭の中の井戸は水で満たされていると書かれていて
とても幸せを実感しているような日記なんです。

次に出てくるのが三崎文哉の殺意のルーツを
感じさせるものなんですよね。

人間は哀しい
どうして生まれたのかわからないまま
生まれてきて
どうして生きているのかわからないまま
生きている…何もわからないまま
何もわからないまま死んでゆく

ああ、これはきっと
東雪恵が妊娠したことを連絡してきた直後に
書いた日記なのかもしれません。

そして、最後の日記。

殺す僕がいる
殺す僕は、僕の子供を殺すだろう
僕は見ているだけ
殺す僕が僕の子供を殺すの見てるだけ
それでも僕はいきている。

これは…
東雪恵を階段から転落させ、流産させた後に
書いた日記なのですね。

3回出てくる11月9日は、そういう日だったということか…

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あと
東雪恵が洋貴と別れる時にこんなことを言うんですよね。

「こんなこと言うべきじゃないんですが
 彼を楽にしてほしい…」

これ、どう解釈します?

被害者遺族の洋貴に向かって、三崎文哉を生きることから
解放させてあげて…あなたの手で、と言っているんですよね。

あなたが殺してあげて。

東雪恵はそう言いたかったんでしょうか?
それとも額面どおりの言葉の意味で楽にして、と言ったとでも?

なんか、ひっかかる台詞でしたね。


まあ
見終えてあれこれ思ったことを書き連ねてますけど
やはり、三崎文哉の殺意の表現は好きになれないですね。
綺麗すぎるんですよ。殺意を美化しちゃってる。
殺意を文学に変換させてしまってる。
説明しすぎちゃってるように思いますわ。

これ、坂元裕二さんに対する文句です、ちょっとした。
私はここまで言葉で説明しなくても良かったんじゃないかと
思うんです、三崎文哉の心の闇は。
特に、本人の言葉…日記という形であれほど詳細に語る
必要はなかったのではと思うのです。

でなければ、もっと直截的なきっかけにしてしまうとか…

厳格で、傲慢で、自分に見向きもしない父に対する憎悪。
父を殺したいほど嫌悪している…。
優しい母。自分を認めてくれる母。大好きな母。
いつまでも一緒に生きていたかった母…。
なのに何の前触れもなく、テレビドラマのように予告も
してくれないままボクの前から消えてしまった。
事故で死んでしまった。
簡単に死んでしまった母。

死んでほしい人が生きていて
生きていて欲しい人は死んでしまう。
人間はボクの思うように生きてくれないし、
ボクの思うように死んでもくれない。
ボクもどうして生きてるのかわからない。
大好きな母があっけなく死んでしまうことが許されるのなら
もう、誰が死んだってかまいやしない。
いや、誰も生きていたってしかたない。
本当はボクが死ねばいいんだけれど
ボクはボクを殺す勇気がない。
だけど、他人なら…他人の命なら…
夏の蝉が息絶えて干からびるのをじっと見守るように…
水槽から飛び出した金魚が苦しそうにもがくのを
じっと見つめ、ピチピチと床に体を跳ねる音に耳を傾けて
その音がやがて静かに止むのを確認することが出来るように…

ボクは他人を殺すことができる。
ボクは他人を生きることから解放させてあげられる。
だからボクは他人を殺す。
ボクは殺してあげるんだ。
そうでしょ、亜季ちゃん。
亜季ちゃんもフランダースの犬のネロみたいに
嫌なことばかりの人生を送るくらいなら
生まれてこなければよかったんだものね。



ああ、また妄想。
私の病気。

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ただ、やっぱり両親の問題は三崎文哉の心にかなり影響を
与えていると思うから、どうせなら母親についての記述が
あったほうが良かったかなぁ、と思ったりします。

最後。

響子と双葉の会話。

「幸せになってもいいのよ。」

と響子が双葉に言う台詞はちょっとばかり切ない。
っていうか、響子もずいぶんと双葉たちと気持ちを共有
できるようになったものです。
興信所を使って長年嫌がらせをして、双葉の婚約まで
破棄に追い込んだというのにね。

幸せになるために、二人で考えるのよ。
二人で考えるのお互いんお幸せを。

と響子が言うと双葉は洋貴のためにしてあげたいこととして

「洋貴さんに靴と靴下を買ってあげたいです。
 あと、ご飯とかも作ってあげたいです。」

と、他愛のない、ささやかな幸せを語るあたりは、いつもほど
ではないものの、やはり、双葉らしいなぁ…
いえ、満島ひかりさんらしいなぁ、と思ってみたり。

さて

次回は予告を観るかぎり、再び犯罪者になってしまうのですね、
三崎文哉は。
そして、響子は三崎文哉の胸倉をつかんで罵倒していましたね。
草間ファームのご主人(小野武彦)は、双葉の父(時任三郎)に
向かって

「娘を返せ!」

と気も狂わんばかりに叫んでいましたね。

私には、もう、このドラマの行き先がわかりません。
これはもう、被害者遺族と加害者家族だけの物語では
済まなくなってしまいました。

本当の修羅場はこれからです。


それでは。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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2011-08-21 10:16 | Comment(0) | TrackBack(1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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それでも、生きてゆく・第7話
Excerpt: 今回、衝撃的な内容でしたね。 文哉の日記の内容とか、金槌をもって悠里を襲おうと近
Weblog: 山吹色きなこ庵・きままにコラム
Tracked: 2011-08-22 19:22
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