松嶋菜々子「家政婦のミタ」第10話を観て - ドラマな人々@遊Blog

松嶋菜々子「家政婦のミタ」第10話を観て

こんにちは。
遊(ゆう)です。
いつもご訪問いただきありがとうございます。

松嶋菜々子主演
「家政婦のミタ」第10話
息子よ、夫よ、お願い…私も天国に連れて行って!


を観ましたけど…

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やっぱりこのドラマは私向きではないなぁ…

視聴率が高いのは、三田灯の徹底したロボキャラや
犯罪まがいの依頼まで業務命令となれば厭わないという
理解不能な行動力、そして、バスケ、ルービックキューブ
も人並み外れた能力を発揮し、そればかりか、モノマネ
までもチョー得意という超人的な強烈なキャラ設定に
視聴者が興味津々となるのは理解できますけれど…

あと、業務命令、とか承知しました、とかネ…
流行しやすいキメゼリフが小学生や中学生たちの
遊びに応用される、っていうのも視聴率につながりやすい
要素だろうなぁ、と思いますよ。

それは、私も個別的には面白いと思いますけれど、
そのほとんどは三田灯という人物が興味深いという
だけなのよねぇ…

笑わないロボットのような万能型家政婦、ミタ1号機…
みたいな。

kaseihunomita2.jpg

じゃあ、なんでミタは笑わずに、ロボットのようで、
なんでも強く、なんでも上手く、なんでも答えられる
万能家政婦なの?
って疑問が湧いてきて、その答えを知るためにただ観ている、
ってだけなのよ。



モノマネが出来る理由はさておいて
笑わない理由について、ミタが告白したことで
全てを話したことになっていましたけど、
その理由が私にはさっぱり説得力をもつものではなかったし…

なんか、いちいち、とってつけたような不幸モドキの
オンパレード。

でもまあ、100歩譲ってミタの不高度に理解を示して
あげたところで、やっぱり私はドラマ全体で中でミタという
人物の何故?が消えないのよ…どうしても。

特にね、第10話を観ていて思ったのは、
阿須田家に初めて来たときに、亡くなった母親の遺品を
つぎつぎと焼却して、母親の思い出に縛られていることが
家庭不和の根源とばかりに断罪していた三田灯が、
自身は幸せな記憶に彩られた夫と息子の遺品で身をまとい
つづけているのは自己矛盾していない?って疑問が
どうしても出てきてしまうのよね。

彼女は幸せという思い出を手放したくないわけで、
思い出にしばられることでなんとか生きているような
状態にみえます。

あるいは

ミタが希衣ちゃんの手を引いて、入水自殺未遂をやって
みたり、海斗を虐めていた生徒を暴行で制裁するという
犯罪まがいの業務を淡々とこなしたり、依頼主の家で
焼身自殺をしようとしたり…
そうした極端な行動をする理由が自殺願望、破滅願望の
あらわれだと海斗たちに推測されていましたけれど、
もし本当にそんな理由で片付けてしまうのなら、
三田灯という家政婦は、なんというエゴイストなのでしょう。

今回のサブタイトルを見るかぎり
三田灯の自殺願望を象徴しているものなので、
あながち海斗たちの推測は的外れではないということ
なんでしょうね…

だとすると、三田灯は家政婦という仕事における
業務命令を自らの自殺願望を実行に移すための
スイッチにしているにすぎない、ということになって
しまうのよね。

じゃあ、三田灯が自分のことばかりを考えているかと
いうと、ドラマの上ではそうではない。

阿須田家の人々の問題については、実に冷静に、
的確な判断をしているんですわ。

つまり

三田灯ってく人は、自分のことになると、全く冷静に
なれず、過去の不幸や過去の幸福にガンジガラメに
縛り付けられていて、自らの死でもって開放されたい
と願うエゴイストでありながら、他人のことになると
冷徹なまでに客観的な判断力をもち、的確な行動に
導くことができる非常に優秀な人物、ということに
なります。

まあ、人間というのは、そういう理不尽なところが
ある存在ではあるのですけれど、三田灯の場合は
それがあまりに極端だから、ドラマに登場する一人の
人格としては、凄まじく理不尽な人物だと思わずには
いられません。

じゃあ
この理不尽さに興味が湧くか、というと
全く興味が湧きません。
何故って、自らの自己矛盾に対して三田灯自身が
無頓着ですし、作家側もコミック的なキャラづくりに
力点が行き過ぎて、ロボキャラ時の三田灯と人間三田灯
の狭間を埋めきれていないような気がするんです。

だいたい
夫の両親から「その笑顔が人を不幸にする」と言われた
っていうことじたい、

「なにそれ?」

って思ってしまいます。
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mitanoegao2.jpg

実母と義母の双方から
「お前の笑顔が何もかも台無しにした。もう謝らなくていい、
死ぬまで二度と笑うな」
って言われたから笑わない、ってどうなの?
演技の流れでは説得力あるように思えても、言葉だけで
考えるとまるっきりナンセンスのような要求のような気が
するのだけれど。

笑顔をみせると人を不幸にする…
人を死に至らしめる笑顔なの?三田灯の笑顔は…

mitanoegao3.jpg

笑顔が父親を溺死させたの?
笑顔が夫と息子を焼死させたの?

強いて言うなら
義弟が三田灯をストーキングするきっかけが
彼女が彼に見せた笑顔だった、というのなら
まあ、つじつま的には合いますけどね。

なんだか
笑顔と不幸を直接結びつけるのにも強引さを感じて
しまう。

mitanoegao1.jpg

オマエ一人が幸せになるのが許せないから
死ぬまで笑うな、というならまだ理解できますけどね。
だけどシナリオ的には三田灯の笑顔が不幸を呼んだこと
になっていますから、どうしても腑に落ちないんです。

まあ
テレビドラマなんだから細かいことはいいじゃん、
ってことなのかしら…

もしかすると
松嶋菜々子さんが参考にしたやもしれぬ
映画「告白」の松たか子さん演じる母親の無表情の
怒りと悲しみは理解できるし、大きな共感を得ることが
できますけど、三田灯の場合は、興味深いキャラづくり
ばかりが先にたち、その内実は後になってから具体化
されてきてしまい、結果的に後付け的な根拠の印象が
強いため、私にはさっぱり共感することができません。

最後はきっと、母性愛に満ちた笑顔のアップで終わる
のでしょうね。笑顔に対する子供たちのリアクションは
描かないように思います。
そのほうがインパクトあるし。

ああ、でも、このドラマの場合、グダグダした感じで
うららちゃんを含めたハッピーな家族シーンで終わる
のかも。

だけど
その笑顔は、人を不幸にする、と実母、義母に
言わしめた笑顔なんでしょ…

やっぱり、三田灯の笑顔のネクストカットは
阿須田家炎上でしょ。
そして、また、三田灯だけが生き残る。
不死身の家政婦ロボ、ミタの不幸の連鎖は終わらない、
そんなブラックな幕引きも私なんかは面白いと思います
けど…。

顰蹙でしょうね。

ま、いっか。


それでは。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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2011-12-20 21:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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