尾野真千子「カーネーション」第67回〜第72回 - ドラマな人々@遊Blog

尾野真千子「カーネーション」第67回〜第72回

こんにちは。
遊(ゆう)です。
いつもご訪問いただきありがとうございます。

尾野真千子
「カーネーション」第67回〜第72回
薄れゆく希望


を観ました。
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日本が戦争の渦の中に急降下していくように
ドラマの展開も慌ただしく、音をたてながら
転がっていくようで、描かれる世界は、刺々しく、
人の心はささくれていく…

戦争は戦地のみならず
残された家族たちの生活を、心をも蝕んでゆく

その様子が痛いほど伝わる一週間でした。

善作の死。
骨となり、変わり果てた姿となって帰ってきた父。
遺骨を父と思えというのも難しいのでしょうが、
それでも形あるものとしての帰宅には、善作の
祖母も母も冷静でいられるはずもなく…。

息子に先立たれた放心の祖母。
半狂乱の妻。
悲しみに暮れる糸子。

立派な葬式をあげたい。
しかし、家屋として当たり前のその気持ちが
いとも簡単に否定されるご時世…。

立派な祭壇を組むなぞもってのほか。
戦争は生きている者の贅沢を否定するばかりか
死んだ人間に対しても冷たいものなのですねぇ。

それでも、戦争という敵に対して眼を飛ばす糸子の
こと。
はい、そうですか、と質素に済ませるわけもなく、
大枚はたき、町内あげての葬儀を出す。

そして、
そんな糸子の振る舞いに、
そんな豪勢な葬式に、
闇の疑惑やら、金持ちへの妬みやら…

平時ならなんのことはない日常が
戦争となるとこうも人の心を蝕むか。

そして
一つの噂はあっという間に伝染し、糸子は町内を
敵にまわしてしまいます。

世の中を舐めていた…。

onomachiko20.png

世の中…それは、おそらく人の心。
自分が正しいと思えば、何をやってもよろしい、
何を言ってもよろしい、そういうものではない、
ということに気づいた糸子。

自分の才覚を、自分の成功を、誇りに思うからこそ
少々天狗になろうかと構いやしない。
自分はそれだけ他人より頑張って生きている…。

その意識には、はやり、少し周囲を上から目線で
見ていたのでしょうね。

怖いです、ホント、
人の心は…

でも
そんな危機的状況でも自分を信じてくれる人がいる。
泰蔵の妻、八重子と善作の親友、保男の妻。
そして、誤解を解くために手を差しのべる電気屋の
木之元の妻。

プライドから足を向けなかった配給。
私は皆と違う、では生きてはゆけない。
私も皆と同じ…同じ時代を生きてるのよ…

それは気持ちだけでは他人には通じず、
配給に行き、配給で生活することで、はじめて
他人がそれと認めてくれるもの。

ある意味、面倒な人付き合いではありますが、
日本人らしいといいましょうか、突出した
人間を嫌い、横並びを好む日本人ならではの
人間関係であり、処世術のひとつです。

ただ
商売人としては、やはり、客となる人々の気持ちを
汲むというのも大切なこと。
父の死をきっかけに、社会勉強をする糸子でしたね。

それにしても
日本が戦争から逃れることができなくなり、
第日本婦人会なるおばはんたちが糸子の店先に現れる
たびに、どんどん殺気だっていく糸子の様子には
ドラマとはいえ、観ているこちらもその迫力に気圧され
ました。

「チッ!」

と顎を突き出し、眉間にシワを寄せ、舌打ちする
糸子の迫力は、そりゃ凄まじいもの。
尾野真千子さんの演技を超えた演技の本領発揮といった
ところでしょうか…。

もう、糸子を演じる尾野真千子さんからは、
他のドラマや映画でみせてきた「陰」の部分は
まったく感じられず、身も心も頭の先から足の先まで
だんじり命の小原糸子になっています。

onomachiko13.jpg

改めて
すごいなぁ…尾野真千子さんって。

命の次に大切なミシンを供出せよ、と言われた糸子。
ここで世間を学んだ糸子が糸子らしい戦略で切り抜けます。
いやいや、それはもとを正せば善作がきっかけとなり、
糸子からミシンを取り上げられないように導いたのかも
しれません…

というか、そういう流れになっていましたね。

そう、
ミシンで作るものは、おしゃれモンペでなく
軍服にすればミシンを供出する必要はなくなる。

軍服なんぞつくるものか、と啖呵を切っていた糸子でしたが
ミシンを奪われてはそんなことも言っているわけにもいきま
せんよね。

戦争はいつかは終わる。
終わったときに、また、おしゃれに洋装する世の中が
必ず来る。
その時までの辛抱。

糸子が世間を学び、大人として成長している傍らで
優子や直子も日に日に大きくなっているような…。

優子ちゃんが兵隊さんに憧れるのは、なんとなく
わかります…
あのオカッパ頭も可愛らしい。
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いっぽうの直子ちゃん。
その赤ん坊の頃は、その泣き声で存在感を示していましたが、
最近では、その演技とは思えぬ自然な振る舞い、笑顔、
言葉の数々に触れ、ああ、この子は当たりだなぁ、と
ついこちらも笑顔になってしまっています。

konoka.jpg

なんだろ…
この子、不思議な魅力がある。
演じている感じが全くしない、珍しい子役です。
私、大変気に入りました。

彼女の名前は心花ちゃん。
心の花と書いて、このか、と読むらしいです。

糸子の幼少期を演じた二宮星ちゃんは巧い子役でしたが
心花ちゃんは、将来性はともかく、現時点の存在感が
圧倒的。素材がいい。そんな印象です。

さて

再び、勘助が出征することに。
能面のように動かぬ顔の表情の中にも
糸子を見る目元、口元には心なしか笑みが…。

その様子がなんとも痛ましく、儚さを感じさせる
ものでして…

ああ、子供のころ、糸子とやりあっていた勘助の様子を
思い出すと、なおさら、その変貌ぶりに心が痛み、
戦争がもたらす悲しみがひしひしと伝わってきます。

改めて

勘助を演じた尾上寛之さんの俳優としての才能に
拍手を贈りたいと思います。


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それでは。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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2011-12-25 20:40 | Comment(1) | TrackBack(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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この記事へのコメント
はじめまして!
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突然の申請で申し訳ございませんが、是非ご検討下さい。
当方、主に映画やアニメブログになります。

タイトル
【ジャンル別映画・時々深夜アニメ】30歳A型独男の「今日はな〜に観よっかなぁ〜」

URL
http://ajfour.blog.fc2.com/

宜しくお願い申し上げます。
Posted by aj at 2011年12月26日 19:43
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