岡田惠和脚本、小泉今日子、中井貴一「最後から二番目の恋」最終回 まだ恋は終わらない - ドラマな人々@遊Blog

岡田惠和脚本、小泉今日子、中井貴一「最後から二番目の恋」最終回 まだ恋は終わらない

こんにちは。
遊(ゆう)です。
いつもご訪問いただきありがとうございます。

岡田惠和脚本、小泉今日子、中井貴一出演
「最後から二番目の恋」最終回 
まだ恋は終わらない


を観ました。
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ここ最近、恋に臆病だったり、奥手だったり、不器用だったり…

恋愛に憧れるわりに、恋愛下手、
なかなか恋が出来ない、恋に発展しない、
でも、恋をしたい、恋は大事

みたいな…

そんな
恋愛ニート症候群のような物語が多く見受けられるなか、
あえて中年男女のラブコメを披露し、恋に発展しそうでいながら
恋にまではなかなか発展せず、でも、それが不幸かといえば
そうでもなく、好きだ、愛しているなどというボキャブラリーを
とんと忘れた中年たちの丁々発止の嫌味のボケツッコミに
ただただ笑みをたたえて見守るのみ…

そんなラブコメでありながら

小泉今日子のモノローグで語る
中年になった大人ならではの恋愛論に
耳を傾けてしまう…

寂しくない大人はいない。
だからこそ、寂しさを埋めるために恋をするのはよそう。
恋が無くたって素敵な人生は絶対にあるはずだ。
前を向こう。
ちゃんと生きていくことが一番大切。
人生って、自分の未来に恋をすることかもしれない。
自分の未来に恋をしていれば、きっと楽しく生きていける。

人生の
恋はまだ終わらない…。


正直ね、ちょっとしゃべりすぎだと思ったよ。
テレビドラマにありがちなパタンなんだけれども
言いたいメッセージを思い切り台詞にしてしゃべってしまう
パタンね。

私はそういうの、

ホントは嫌いなんです。

あんなに説明してくれなくても
十分にメッセージは伝わったよ。

でもね、やっぱりテレビドラマはね、サービス精神も
大切なんですよね。
多くの視聴者にわかってもらうためにね。

だから、恋愛ニート症候群ばかりのドラマ制作がつづく中、
あえて積極的に恋愛をしようというのではなく、恋愛など
しなくても人生は素晴らしいという大人の達観した人生論を
謳った「最後から二番目の恋」というドラマの存在理由を
あえて示したという意味で、許容範囲のエンディングでした。

最後にファンキーな告白タイムも用意されていましたし。

実際

恋愛を忘れてしまった中年男女は多く存在し、
老後の心配ばかりの毎日に自分で嫌気がさしている人が
ほとんどではないかしら?

ああ、自分にも若いころがあった。
今だって若い。
恋だってしたい。
このまま年をとるのは嫌だ。

そんな焦りばっかりの毎日。

そんな大人たちにそっと声をかけてくる。
恋なんてしなくても楽しいよ、人生は。
寂しさを埋めるために異性を求めようなんて思わず、
未来を信じて、未来に恋していれば、
自分も輝くし、恋だってできるかもしれない。
でも、恋が目の前にあらわれた時、それが自分にとっての
最後の恋だなんて肩に力を入れてしまったら、きっと
その恋はうまくいかない。
自分に未来があるかぎり、自分の人生がつづくかぎり、
その恋は最後から二番目の恋なんだ…。

「まだ恋は終わらない」

万理子が公園での食事会で手にした
千明のドラマの台本のタイトル。

そして、千明のモノローグでも出てきた台詞。

きっと、この「最後から二番目の恋」の企画がスタート
した歳、岡田惠和氏から出てきた初稿段階のタイトルが

「まだ恋は終わらない」

だったのではないかしら?
と思ってしまいました。
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このドラマ、千明の生き方もそうなのですが、
とてもファンキーなドラマなわけですけど、
そんなファンキータッチな世界を楽しめる要素に
このドラマが

メタシアターっぽい脚本

になっていることがあると思うのね。

メタシアターなんてカッコつけるとあれだけれども
要は、劇中劇のような構成になっているのが、とても
面白いところ。

厳密に言うと劇中劇じゃないんですけど

ドラマプロデューサーを主役にしたことで、劇中の
ドラマ制作と「最後から二番目の恋」のドラマづくりを
オーバーラップさせて観ることが出来て、かつ、それを
意識して脚本が出来ているから、それがドラマ制作の
ありかたを自省したり、あるいは脚本家の辛い立場を
登場人物たちに言わせたりすることができて、
たんなる大人のラブコメにとどまらないところが
ファンキーな雰囲気を醸し出してくれる要因だと思うのね。

ドラマ制作を楽しんじゃっている、って感じかな。

たとえばね、

今回なんて撮影現場の交渉がうまくいかなくて、
和平に頭を千明が下げるでしょ。
で、和平は役所の観光課として協力するわけですけど
八幡宮での撮影を許可とるなんていう劇中劇は、あれ、
実際のこのドラマの制作スタッフが苦労してやっている
ことなわけ。

当然、鎌倉市の協力を得て、八幡宮の協力を得て撮影
しているドラマが「最後から二番目の恋」なわけ。

お役所仕事にケチをつけるものの、
実際に協力依頼をすれば、全面的に動いてくれる和平の
仕事ぶりは、それはそのまま、「最後から二番目の恋」
に協力してくださった鎌倉市の方々への感謝の気持ちに
なり、八幡宮でのロケが実現したのも、ドラマの趣旨に
賛同いただけた証拠であり、スタッフの熱意の証だったり
する。

ドラマづくりが、そのままこのドラマの脚本に活かされて
いるのが、とてもいいのよね。

益若つばささんが脚本家として登場するのもファンキー
ですよね。

毎回出てくるのが会議シーン。
あれも岡田惠和さんのシニカルな視線だったり、
本音的な台詞があったりして、観ていて面白い。

ドラマの筋書き、展開を合議制でスタッフたちの意見を
求めるプロデューサー。それに頭をかかえるスタッフたち。
脚本家が意見を言っても、プロデューサーの意にそぐわなければ
却下。

ああ、ドラマのシナリオって、スタッフの意見をテーブルに
並べて、みんなが納得できるラインを探して、最後は
プロデューサーの好みで決まっていくのね…

ま、全てがそうであるわけではないけれど
そういう会議が日常的に行われ、日常的にドラマの筋書きが
出来ていくのだ、ということで、昨今の中途半端なドラマの
横行の理由が納得できるわけです。

さもありなん…とね。


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あるいは

益若つばささんが、演出家が撮影が遅いのはアーチスト
とかいわれるのに、脚本家が遅いとなんで怒られるの!?
と絶叫したりするのも、岡田惠和さんの本音が見え隠れして
面白かったです。

あと、千明の独身仲間との会話でもね、
中年のラブコメなんて興味あるのは少数派よね、みたいな
台詞が森口博子さんあたりから出ていたのも興味深かった。

千明が真平とお別れして、今ままで中年のラブコメに
つきあわせて御免ね、みたいな展開があったでしょ。

つまり、「最後から二番目の恋」というテレビドラマに
共感してくれる視聴者は少数派でしょ。
だから、はなから高視聴率なんて期待はしていないけれど
そういう中年のラブコメに興味をもって共感してくれる
ニッチな視聴者のためにこのドラマはあるですよ、と
岡田惠和さんが仰っているように思えましたよ。

このドラマには、そういう台詞が散りばめられていた
ように思います。
岡田惠和さんの昨今のドラマ事情への思い、人生への思いが
いろいろな形で台詞として散りばめられている。

決してスタッフのお知恵拝借的な他人の言葉ではない
岡田惠和の言葉が散りばめられている。

だからいい。
ドラマの世界観に共感できる。
登場人物たちに共感できる。

ぶれないドラマ

大人やねぇ〜。
カッコイイよ。
ファンキーだよ。

だからといって
続編を観たいとは思わない。
だって、これ以上に面白くなるとは思えないから。
その後の和平と千明は、視聴者一人ひとりが、それぞれに
想像すればいいことのように思います。

いずれにしても

あんな所で、あんなシチュエーションで
かる〜く告白した千明とそれを責める和平の二人。

千明にとっても
和平にとっても

二人の恋は最後から二番目の恋

であることは間違いありません。





それでは。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。



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2012-03-25 10:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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