夏木マリ、小篠綾子、渡辺あや NHK朝の連続テレビ小悦「カーネーション」 第146回〜第151回  あなたの愛は生きています - ドラマな人々@遊Blog

夏木マリ、小篠綾子、渡辺あや NHK朝の連続テレビ小悦「カーネーション」 第146回〜第151回  あなたの愛は生きています

こんにちは。
遊(ゆう)です。
いつもご訪問いただきありがとうございます。

夏木マリ、小篠綾子、渡辺あや
NHK朝の連続テレビ小悦「カーネーション」
第146回〜第151回 
あなたの愛は生きています


を観ました。
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これまで一週間ごとの感想を書いてきたのですが、
最終週の今回にかぎると、圧倒的に最終回の感想に
なってしまいます。

それくらい最終回は、これまでの「カーネーション」の
世界を裏切らない、秀逸な出来栄えだったと思います。

洒落ている…


「カーネーション」初回
二宮星ちゃんと尾野真千子さんの可愛らしい歌声で
始まったこのドラマのオープニングが、最終回の
エンディングに用意されていく…

なんてお洒落なんでしょう。
渡辺あやさんの粋な構成…

そして、その「カーネーション」を観る老婆の後姿に

「えっ?奈津なの?」

と声をかけたくなってしまう、視聴者の想像力を
膨らませる粋な演出…

どれをとっても、NHKの朝ドラのハードルをいっきに
上げた水準の高さを感じてしまいました。

ただコシノ綾子という女性の人生を描くのではなく、
フィクションとして、フィクションであることを意識して
描く…

カーネーションというドラマの制作に至る経緯までをも
ネタにして、そのドラマの一部をドラマのシーンに使って
しまう…

面白いなぁ。

ドラマの本筋と離れて、いろいろと想像の世界が
広がる演出なんですよね。

病院のテレビの前で「カーネーション」を観ている
老婆は、ああやって毎朝を過ごしていくでしょ。
そして、半年ほどして、あの老婆は「カーネーション」
の最終回を観ることになる。

すると、画面には病院の一室から看護師に連れられて
「カーネーション」を観る老婆の姿を観ることになる。

観ている老婆…
ドラマに出ている老婆…

あれ?
そこに映るのは自分?
別の老婆?

あれ?
私もカーネーションの出演者なの?
私はドラマに出ているの?

最終回を観ている老婆は、ふと、そんな気持ちに
なるにちがいありません。

そして、その答えは

「そうですよ。あなたはカーネーションに出ている
 んですよ。」

なのではないかしら。

私には渡辺あやさんのそんな声が聞こえてきます。

コシノ綾子さんの人生を描きながら
今を生きる高齢者たちが同じ時代を生きてきたという
敬意を表する意味で、

あなたも小原糸子と同じ時代を
カーネーションという物語に描かれた時代を
ともに生きてきたんですよ。
だから
どうか今を精一杯生きてください。
そして、糸子のように明るく生きてください。

カーネーションというドラマが
あなたの笑顔に少しでもつながればいいと思い
つくったのですよ。

だからどうぞ
ご遠慮なく、あなたも最終回の出演者になってくださいね。
今、あなたが観ている最終回に出演している後姿の老婆は

あなたです…。

まあ、かなり妄想癖のある私の悪いクセではあるんです
けれど、そんなふうな解釈をしてしまいまして、そう考えると
これはもう、テレビドラマとしてはかなり知的で、お洒落。

最終回エンディングが初回オープニングという

循環

の構成にしたのも、輪廻ではないですけれど
どこかしら人生観というか、死生観というか、
そんなものを感じてしまいました。

そして、それを観ている私たち視聴者は
最終回を観ることで、もういちど、初回から「カーネーション」
を観なおしたくなる…。

カーネーションは終わらない。

脚本の構成といい
仕組まれた演出といい
これはもう、NHKの朝ドラの域を越えたアートのように
思えてきます。

これほど作家性の強い朝ドラは観たことありません。
凄い!の一言に尽きますね。

青空が映し出され

「おはようございます…死にました。」

には、感動的な笑いを抑えることができませんでした。
こんなシュールなナレーション、聞いたことありません。

「おはようございます。年をとりました。」

は、まあ、オノマチ糸子からの時空を超えるための
一つそう装置としてアリだと思いましたけど

「おはようございます…死にました。」

は、もう、SFX的といいますか、いや、どんなSFXも
かなわない超絶時空的ナレーションでした。
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死を喜劇にしてしまう。
いいなぁ…渡辺あやさん。

その感性は、大阪岸和田の世界らしいし、
死を是とすることで、生を肯定する楽観さが
今の時代を生きるうえでとても大切なことの
ように思われます。

NHKから小原糸子の人生を朝ドラにしたい、という
依頼をうけて、三姉妹がどうしようものか相談する
傍らに、糸子の霊がしっかりとそこに居て、

やろう、やろう

と朝ドラの企画にのっかろうとしている場面も
とても印象深く、素敵なシーンでした。

映画だな、このドラマは…。

テレビドラマのような映画が多く制作される中、
映画のような演出を朝ドラで見せてくれたNHKの
ドラマスタッフには頭が下がります。

でもね

笑えるのは、NHK自身が朝ドラをちょっとばかり
手前味噌に扱っていることね。

生前の糸子のだんじりは、ミシンだったけれど
死後の糸子のだんじりは、朝ドラになってしまった…

なんて、ちょっと自画自賛しているようにも思える
お話に、でも、それさえも笑って許せるほどの
出来栄えのドラマであることは、誰しも認める
ところでしょう。

心から

ドラマっていいものなんだ

そう思える作品でした。

ありがとう、二宮星ちゃん。
ありがとう、尾野真千子さん。
ありがとう、夏木マリさん。

小林薫さん、麻生祐未さん、正司照枝さん、尾上寛之さん、
濱田マリさん、綾野剛さん、ほしゃん。…
挙げたらきりがない。
本当は出演者、全員の名前をあげて、ありがとうと言いたいくらい。

でも、この人たちにはちゃんとお礼が言いたいですね。

渡辺あやさん、ありがとうございました。

そして、渡辺あやさんにこんな素晴らしい脚本を書かせた
小篠綾子さん。
もすかすると、あなたが一番の功労者なのかもしれません。

ありがとうございました。
小篠綾子さん。


それでは。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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2012-04-01 09:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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